ダンベルワンハンドローイング

🎬序章:背中を変えれば、“後ろ姿”が武器になる。

筋トレを始めてしばらく経つと、
「胸」「腕」「肩」には変化が見えるようになる。

でも──

「背中だけが、いつまでも“のっぺり”したまま」
「鏡で見えないから、効いてる気がしない」

そんな悩みを持つ人は少なくない。

その背中問題を、たった片手と1個のダンベルで解決してくれる種目がある。

それが、**ワンハンド・ダンベルロウ(ワンハンドローイング)**だ。


💡ワンハンドダンベルロウとは?

名前のとおり、ダンベルを片手で“引く”動作によって背中を鍛えるトレーニング
ベンチや台に片手・片膝をついて行う「片側動作」の代表格で、**背中の“引き締め”や“立体感”**に特化している。


🎯効く部位とその恩恵

部位役割
広背筋背中の広がり・逆三角形の基盤
大円筋背中の厚みをサポート
僧帽筋中部・下部姿勢安定と引き締め効果
腹斜筋・体幹非対称動作により体幹が刺激される

つまり、「背中に溝が入る」感覚を覚えたいなら、これ一択


📋やり方・フォーム(ベンチ使用ver)

  1. フラットベンチに右膝と右手をつく
  2. 左手でダンベルを握り、ぶら下げるように下ろす(肩はリラックス)
  3. 背中を丸めず、肩甲骨を引くようにダンベルを腰に向かって引き上げる
  4. 胸を張りつつ、トップで一瞬キープ
  5. ゆっくりと元に戻す(反動禁止)

10〜15回×3セット。左右交互に行う。


🚫よくあるNGと対策

NGフォーム修正ポイント
肩をすくめて僧帽筋に入ってしまう肩甲骨を“後ろに引く”イメージで動かす
腰が丸まる背中フラット+軽く胸を張る
肘が横に開いている引く方向は“斜め後ろ下”。肘を“閉じ気味”に意識

🔑 キーワードは**「肘ではなく、肩甲骨で引く」感覚**!


🔥なぜ“ワンハンド”が優れているのか?

✅ 左右差を矯正できる

→ 片方ずつ鍛えるから、フォームの差や筋力の偏りを修正できる。

✅ 体幹が鍛えられる

→ 非対称のバランスを取ることで、腹斜筋やインナーマッスルも刺激される。

✅ 集中しやすい

→ 両手同時のバーベルよりも、意識を一か所に集中できる


💪回数と重量の目安

目的重量回数・セット
筋肥大中重量(10〜16kg)8〜10回 × 3〜4セット
引き締め・姿勢改善軽〜中重量(6〜10kg)12〜15回 × 2〜3セット

🔁他の種目との組み合わせ

種目意図
デッドリフト背中全体の総合力を鍛える
ラットプルダウン広がりを出すプル種目
フェイスプル姿勢改善・肩甲骨安定に最適
ワンハンドロウ厚み・深み・溝を作るアクセント!

“引く系”種目の中でも、特に「厚み」に効くのがこのワンハンド。


👀筆者の実体験レビュー(30代・男性)

「背中が全然変わらない」
「どんなに懸垂をしても“厚み”が出ない」

そんな悩みを持っていた筆者が出会ったのが、ワンハンドロウ

・最初はフォームに不安があったが、動画を見ながら2週間実践
・3週間目で、シャツの背中が張る感覚を体感
・6週間後、背中に「縦のライン」が入って、写真で明らかに変化!

それからは背中の日の“締めの一撃”として欠かせない存在になった。


✅まとめ|“片手”が、背中を変える。

  • 広背筋・大円筋・体幹に同時アプローチ
  • 左右差を矯正しながら、立体感のある背中を作る
  • フォーム重視で“引く感覚”を身につけるのが最重要

ダンベルひとつ、片手だけ。
それだけで“背中の表情”は劇的に変わる。

今日の背中に、“溝”を刻もう。